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ROE【自己資本利益率】<株主が出したお金で、効率良く経営をしているか?>ROE【Return On Equity】自己資本利益率とは、企業の経営効率を示す指標です。株式会社は株を売り、それで得た資金(自己資本、株主資本)を基に経営を進めます。その資金を効率的に使って効率的に経営を進めているかを計る指標がROEです。 ■資産・負債・自己資本の関係 上にある表の左側はA社が持っている資産を表しています。資産の中身は現金や工場、製品など企業が持っているあらゆるものが含まれます。 ではここで最初に出てきたROEに戻ります。ROE(自己資本利益率)は… このような計算式で求めれれます。 先ほど出てきたA社を例に計算をしてみましょう。自己資本が50ある企業の当期純利益が10だとします。この場合は… ROEは20%となります。この数値が高ければ高いほど、企業は自己資本(株主のお金)を使って効率的に利益を出していることになります。 ■負債の額にも注目しよう 資産はA社の半分の50、自己資本が50、当期純利益はA社と同じ10とします。この企業のROEは、 10(当期純利益)÷50(自己資本)=20(%) A社と同じく20%です。さて、ROEと当期純利益が同じ2つの企業…どちらに投資をするべきでしょう。資産額が大きいA社でしょうか? A社は負債50を抱えて純利益を10を出していますが、B社は負債0でA社と同じ純利益10を出せる企業です。B社の方がより効率的に経営を進めていることが分かります。ROEをチェックするときには、ぜひとも負債の額にも注目して下さい。 では長江実業(00001)のROEをチェックしてみましょう。 ROEは15.03%です。この値を同業他社や、他業種と比較してみましょう。 こちらは各業種のROEをピックアップしたものです。 この数値が高ければ高いほど、企業は効率的な経営を行なっています。投資をする目安として、ROEは15%〜20%を超えていることが望ましいと言われています。 ROEを出す計算式はそこまで複雑なものではありませんが、証券会社の分析ツールを利用すると手軽に企業の分析・比較ができます。上記の情報は、中国株投資情報ツール『VIP-Level3』を利用して比較をしています。 次のページではROA【総資産利益率】について詳しく見ていきます。
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